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新旧ズームレンズ比較

ここんとこバタバタしてまして、TOPにゴミ画像を貼ったまま一週間放置してました(笑)
今回は久々に、撮影機材(レンズ)ネタです。メール等で質問の多かった新旧比較を・・・

自宅の近くに、グレーのタイルを張った大きなビルがあります。距離は約200mぐらい。
グレーなので色収差も判りやすく、レンズ描写のテストによく使ってるのですが、今回も
このビルを比較撮影してみました。
新旧ズームレンズ比較_a0098145_10213572.jpg

フルサイズ・焦点距離200mmで撮ったものがコレ。ほとんどのレンズでは中央の方が画質が良く
周辺へ行くに従って解像度などの画質が落ちていきます。ところが人物撮影の場合では、
中央に顔が来ることは滅多にありません。たいてい中央から外れた周辺部に顔が来ます。
新旧ズームレンズ比較_a0098145_10215089.jpg

さて・・・新旧70-200mmF2.8の中央部を切り抜いた描写比較画像がコレ。絞りは開放です。
やや旧型の方が甘いですが、この程度なら充分許容範囲でしょう。味の違いとも言えます。

(写真をクリックし、大きく等倍表示してからご覧下さい)
新旧ズームレンズ比較_a0098145_102215100.jpg

ところが上の写真で赤丸で囲った部分になると、かなり描写力が違ってきます。
旧型はどうしても像が流れます。ズームレンズの描写力としては、仕方がないトコロです。
しかし新型は、本当に絞り開放かと思えるほどシャープに結像しています。

*この差はフルサイズで現れるもので、APS-Cなら旧レンズでも充分な周辺品質だと思われます。

(写真をクリックし、大きく等倍表示してからご覧下さい)
新旧ズームレンズ比較_a0098145_10222631.jpg

昔から写真をやってる者としては、絞り開放でココまで周辺部がシャープに写るのも違和感あるのですが(笑)
これも時代の流れなんでしょうね。どう撮ってもキレイに写るというのはイイ事なんでしょう。

昔(20年ぐらい前)のズームレンズは、今のと比べるとメチャメチャ描写力が悪かったので
ポートレートなどでは使い物にならなかったのですが、最新ズームって、ほんまスゴイわ~。

期間限定で、原本画像をアップしておきます。6~7MB以上ありますので注意。
DPPにて色温度を合わせて現像。収差補正・周辺光量補正は一切していません。
  旧型200mm域 絞り開放 原本    新型200mm域 絞り開放 原本

*追記:旧型でのF11画像を追加しておきます。旧型も絞れば周辺域でも充分使えるかと。
  旧型200mm域 絞りF11 原本





 
by judd1229 | 2010-06-14 09:00 | tech
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