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水対策

今夏、関西で最もキビシイ撮影環境だと恐れられている ユニバーサル・ウォーター・パレード ですが
生半可な対処ではフィルターに水滴が付いて画質が落ちたり、フィルターの内側が曇ってしまったり大変です。

これは顔が隠れてしまった失敗写真ですが、このようにバケツの水が固まりで飛んできます。当たった時の水圧も
もの凄く、一般的な「生活防水」の範疇を超えているので、カメラやレンズの防塵防滴なんて全然アテに出来ません。
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そこで、僕が去年の失敗を踏まえて、施している対策を紹介します。

まず基礎知識として…レンズやガラスのコーティング剤には二種類あります。
1.水をはじき、ツブツブの水滴状になる撥水(はっすい)タイプ
2.水になじみ、水滴状にはならずに拡がる親水(しんすい)タイプ

車のフロントガラス等に使用し「時速40kmで水滴が後ろにスッ飛ぶ!」とか言われるのが1の撥水タイプで
眼鏡や浴室の鏡の曇り止めとして売られているのが、2の親水タイプです。

で、効果的な対策は『フィルターの表面には撥水タイプを、裏面には親水タイプを使う』です。
↓の写真で言うと、右の「SUPER rain X」を表面に、真ん中の「くもり防止剤」を裏面に使います。
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撥水タイプを両面に使うと、裏がイッパツで曇ってきます。親水タイプを両面に使うと曇りは出ませんが
表面に付いた水がまとわりついて、凸凹ガラスを通して見たような画質になってしまいます。

ここで注意ですが、カー用品店で売ってる撥水タイプのコーティング剤を選ぶ時に、アルカリ性の製品は
絶対に選ばないように。フィルターのマルチコーティングが腐食してしまいます。弱酸性を選んで下さい。
親水タイプの曇り止めは、眼鏡用を選んでおけば大丈夫でしょう。

具体的な手入れ方法としては・・・

1.まずはレンズクリーナーでフィルター面の汚れを取ります(水を被るので、けっこう汚れます)。
  僕はレンズクリーニングペーパーを使ってますが、マクドナルド等にある「紙ナプキン」でも
  OKでしょう。ティッシュを使う際は、小さな紙くずが出ないように注意しましょう。

2.裏面に曇り止めを塗ります。1~2分乾かしたら、レンズ用のハイテククロス等で拭き取ります。
  紙ナプキン等では、なかなか上手く拭き取れない(透明にならない)場合があります。

3.表面に撥水タイプのコーティング剤を塗り、2~3時間以上乾かします。しっかり乾かしたら
  水に湿らせた紙ナプキン等で、透明になるまで拭き取ります。(コーティング剤の取説に書いてる)

これで現地で水を掛けられても、表面をブロアや息で吹いたり、紙ナプキン等で拭くと一発で綺麗になりますし
裏面が曇ることも無くなるでしょう。

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普通に水を掛けられる程度ならこの対策で大丈夫なのですが、よりエクストリームに濡れたい人たち(笑)は
フィルター自体の加工も必要になってきます。

↓のフィルターの周りに白くブツブツとしたモノがありますが、これはシリコン系の接着剤です。
フィルターのガラス面と外枠のわずかな間からも水分が侵入してくるので、これを防止するものです。
これをしておかないと、激しく水を掛けられた時にフィルター裏面が曇ってくる場合があるんです。

まずはシリコン系接着剤を薄く流し込み、乾いたところで余分な接着剤を取りました(はがれました)。
ここまで対策をしておくと、どれだけ水を掛けられてもビクともしません。 ど~んと来い! (^^)v
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by judd1229 | 2008-07-28 01:00 | tech | Comments(4)
夏空の色

今回は、人物の肌の色は自然にしたまま、夏の空を印象的に仕上げる方法です。
ただしRAWで撮影することが前提になりますが・・・

まず、フツーに撮ってカメラ内で生成されるJpeg画像がこちら。
各メーカーによって空色は若干変わりますが、キヤノンの場合は基本このような色になります。
撮影時の設定は、シャッター速度優先AE・1/1000秒・F9.0・ISO800・露出補正+1.67EV。

影になってる肌の色を潰さないように、かなり露出補正をプラス側にかけていますので、
どうしても空の色は薄くなってしまいます。
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例としてキヤノンEOSシリーズに付属しているDPPという現像ソフトを使いますが、
キヤノン以外のデジタル一眼レフに付いてる現像ソフトでも、同じような色の調整は可能でしょう。

まずは、肌の色を綺麗に出すように現像します。ピクチャースタイルはスタンダード。
このような直射日光下での撮影なので、コントラストを-2にして明暗差を小さくします。
色味は、カメラ内で生成されるJpeg画像と、さほど変わりませんね。

このパラメータで現像して、画像を保存しておきます。(フォトショップに転送でもOK)
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次に、青空や背景を基準にした色を作ります。ピクチャースタイルは風景で、明るさ調整を
-0.5EVと暗くし、色の濃さを1段上げています。これで現像し、画像を保存します。

この画像は、空の色は綺麗ですが人物の肌の色が濃く派手になりすぎています。
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あとは、この2枚をフォトショップ(エレメンツ等)で重ねて調整するだけです。具体的には
最初に現像した肌の色が綺麗な画像の上に、空の濃い色の画像をレイヤーで重ねて、人物の
肌の部分だけを消しゴムツールで消すと、空の色は濃いまま下の綺麗な肌色が出てきます。
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自然な空色ならこれでOKですが、もっと強烈に演出する事も出来ます。↑で出来上がった画像を
コピー&ペーストして( Ctrl+J で OK )乗算で重ね、不透明度を50%に調整したモノがこちら↓。
最初の処理と同じく、肌の部分だけは消しゴムツールで元の色に戻してます。
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Jpegで撮っただけの写真と比べると、これだけの差になりました。
肌の色はあまり変わらないまま、背景や空の色が劇的に変わったのがお判りになるでしょう。
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by judd1229 | 2008-07-18 21:00 | USJ | Comments(4)
色の表現

他のショー・アトモスも、もちろんそうなんですが、ファンタは特に
色での表現というのを大事にしています。

RAWで撮って「自分が感じた色」に仕上げるのって面白いですよ。
↓は、キヤノン製DPPというソフトでパラメータを「風景」にして現像しました。

普通は、色が非常に濃くなる「風景」で人物を現像するなんて考えられないんですけど
こういう衣装の場合は、なんか合うんです(^^)v

エリさんの、印象的で綺麗な瞳に助けられてる部分も多くあるけどね(^^ゞ
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by judd1229 | 2008-07-10 15:00 | USJ | Comments(0)
ボケ味を滑らかに

今回は、ノイズ除去機能を使って背景などのボケ味を滑らかにする方法。
キヤノンのRAW現像ソフト「DPP」を使って説明します。

DPPでは、輝度ノイズの低減機能と、色ノイズの低減機能が個別に調整できます。
ここで重要になってくるのは、輝度ノイズの低減パラメータの方です。
各パラメータの違いで、画像がどう変わるか実際に見てみましょう。

輝度ノイズ緩和レベル=0 色ノイズ緩和レベル=0
いわゆる「ノイズ除去をかけていない」状態。
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↓は輝度ノイズ緩和レベル=0 色ノイズ緩和レベル=10
色ノイズだけ最大限に除去。解像感はさほど失われていません。
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↓は輝度ノイズ緩和レベル=10 色ノイズ緩和レベル=10
背景のボケ味は滑らかになってますが、ピントが合ってるはずの人物まで解像感が無くなる結果に。
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これらを合成して比較しやすくした画像がこれ。
右下は2枚の画像を合成して、背景は滑らかに・人物はしっかり解像させています。
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基本的に↑右下のようなレタッチを行うと、背景のみが滑らかになります。
具体的には、輝度0・色10の画像の上に、輝度10・色10の画像を画像をレイヤーで重ねて
人物だけを消しゴムで消すと、下のはっきりした人物が浮かび上がってきます。

この作業を簡単にしてくれるのがノイズ除去専用ソフトで、1枚の画像から合成したような
効果のあるレタッチが可能なんです。

どのようにノイズ除去するのかを細かくパラメータで設定できるので、
背景などのボケている(空間周波数の低い)部分だけにノイズ除去を掛けて滑らかにし、
ボケていない(空間周波数の高い)箇所にはノイズ除去を掛けずに、解像感を残せます。

僕は、 「Neat Image」 という海外ソフトをフォトショップのプラグインとして使っています。
背景だけじゃなくて、女性の美肌レタッチにも使えてメチャ便利ですよ(^^)v
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by judd1229 | 2008-07-08 13:00 | USJ | Comments(0)
ピンボケ連発

最近、昔のHHC画像を見直すことがあったのですが、USJでHHCを撮り始めた頃の俺って
ほんまピント合わせが下手やったんやな~って、愕然としました。

2005年の暮れ頃ですが、今とカメラも同じレンズも同じ。なのにビミョーにピンズレの写真ばかり。
当時はその程度のピント精度で充分というか、それが当たり前って思ってたみたいです。

3年前に比べて少しは成長してるんだなってホッとしてるのと同時に、やはり撮り手の技術で
AF精度は大きく変わるんだなって再確認しました。

そこのキミ! ピントが来ないのはカメラやレンズのせいだけでは無いぞ~!(笑)

3年後に、今撮ってる写真を見て「全然ピント来てね~じゃん」と思えるように頑張ろうっと。
ピンボケの写真を載せてもナニなので、ビッグバード先生を貼ってお茶を濁しておきます(^^ゞ
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by judd1229 | 2008-07-06 23:00 | USJ | Comments(2)
カラーセピア

一般的にモノクロセピア調の写真は、 モノクロ変換ソフト「Gekko DI」 のような
専用ソフトなどでモノクロ化した後、フォトショップのダブルトーン(2版)で仕上げますが
カラー写真が色あせてセピアになったようにするには、以下の方法を使います。

簡単なので、フレーム作成の説明みたいに専用ページは作りません(笑)。

元画像(カラー)をフォトショップで開いたら、イメージ → 色調補正 → 色相・彩度 を選び
マスターの彩度(A): を、-50から-70ぐらいの間で調整します。マイナスにするほど
色が抜けていき、-100にするとモノクロになります。

マスターの彩度を-50から-70ぐらい下げた後、レッド系やイエロー系の彩度を逆に
少し上げておくという調整方法もあります。どちらにしても、少し多めに色を残しておきます。

そうして色を抜いたら、次に イメージ → 色調補正 → カラーバランス を選んで、
カラーレベル(L):を、+30・-25・-65程度にします。このあたりの数値はお好みで。

これだけでは、たぶん色が残りすぎてますので、最初の方法でまた彩度を下げます。
この『二度にわたって彩度を下げる』というのがコツです。いきなり彩度を下げすぎたら
カラーバランスで上手く調整出来ませんので、こういう方法を使ってます俺の場合(^^)v

ただ、これだけではツルツルと画質が良すぎて雰囲気が出ません。
そこで、イメージ → 色調補正 → トーンカーブ でコントラストを上げたり、
フィルター → ノイズ → ノイズを加える でザラザラさせたり、
焼き込みツールなどを使って周辺の光量を落としたり、わざと画質を劣化させるとOK
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by judd1229 | 2008-07-05 23:00 | USJ | Comments(0)
フレーム作成

写真の周りを囲む、飾り枠の作成方法を説明したページを作りました。
皆さんの参考になれば幸いです。

http://prime.lib.net/flame/ (フレーム枠の作成方法)

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by judd1229 | 2008-07-03 13:00 | USJ | Comments(0)
実感

もう、この姿も見られないのかという実感が、少しづつ・・・少しづつ・・・
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by judd1229 | 2008-07-01 23:00 | USJ | Comments(0)