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デジタルパフ

もうすぐ春。太陽の下で人物撮影を行う機会も増えてきますが、直射日光下だとコントラストが強くなって
どうしても白飛びする部分が出てしまいます。

ポートレートの場合は白飛びを恐れて影が潰れてしまうと台無しなので、レフ板で影の部分を明るくしたり
色々と撮影時のテクニックが使えるのですが、USJのショー等ではそうもいかないっすよね。

そこで、撮った後からでも白飛びを補正するテクを紹介します。いつものように大したことじゃないけど(^^ゞ
まずは補正する前の作例がコレ。キヤノン・EOS 20D + EF70-200F2.8IS で実際に僕が撮ったものです。
丸レフ使って影を起こしてるんだけど、それでも鼻筋あたりは飛んでますね。
デジタルパフ_a0098145_0351180.jpg
この写真をフォトショップ(エレメンツでも可)で開き、影になってる頬の部分の色をスポイトツールで選択します。
出来るだけ、頬紅(チーク)が乗ってピンクがかった部分の色を選ぶようにすると、後で綺麗に補正出来ます。

次に、ブラシツールで白飛びした鼻筋の部分を塗っていきます。ブラシのサイズ(直径)は大きめで。硬さはゼロにします。
大事なのが「不透明度」で、これを8%~15%ぐらいにして何度も塗ってやると自然に仕上がりますよ。
濃く一気に塗るより、薄く何度も塗るのがコツです。
デジタルパフ_a0098145_0353831.jpg
このテクニックは、逆に「影の部分を明るくする」のにも使えます。鼻の下や口角などをちょっと明るくするだけで
かなり印象が華やかに仕上がります。暗くしたり明るくしたり、色々と応用してみて下さい。テカリ補正にも効果絶大(^^)v

↓マウスのON/OFFで違いが判るページ↓を作ってみましたので、クリックしてお試しあれ。
<デジタルパフによる肌の白飛び補正>

このレタッチ例も、効果を判りやすくする為に少々過剰に補正しています。
やり過ぎると、明暗が無くなって顔が平面的になってしまうので注意しましょう。補正も化粧も、控えめがGood(笑)。
by judd1229 | 2008-03-13 01:00 | portrait
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