シグマの魚眼はACRで現像

局地的にシグマの魚眼を使う方が増えてますが(笑)、DPPではキヤノン以外のレンズで撮った画像にDLOや収差補正を掛けることが出来ません。
そこで、フォトショ内の現像機能(ACR)を使った方が結果が良くなることも多いです。例えばこういう写真の場合・・・
a0098145_11252577.jpg

上記写真の一部(左上)を等倍切り出ししたものがコレ。現像直後の未レタッチ画像。
ACRで現像した方が、主に倍率色収差が補正されているのがよく判ります。
a0098145_18305512.jpg

ACRの右側にある「レンズ補正」メニュー内で、シグマ15mm魚眼のレンズプロファイルを読み込んでから、
一番下の「色収差を除去」にチェックを入れます。「ゆがみ補正」はゼロにしておく必要があります。

また「基本補正」メニュー内の「明瞭度」を上げてやると、回折現象により失われた木の枝の細い部分などが復活します。
「白とび軽減」と併用すると効果大。やり過ぎると不自然になるので注意ですが。

フォトショCS5で、1DX 5D3 などの現像が可能になるACRの最新バージョンはこちら。
Adobe Camera Raw 6.7 アップデート(Windows)

6D 70D など最新カメラのRAW画像を直接現像するには、CS6以降に対応したACRが必要になります。
Adobe Photoshop Camera Raw 8.4 RC for CS6
Adobe Photoshop Camera Raw 8.4 for CC

自分のカメラの Camera Raw 対応バージョンは、コチラで確認してね。
ACRのカメラ機種対応表

CS5等の旧フォトショで対応してない最新カメラのRAW画像については、DNGコンバーター で 汎用RAW画像 へ変換してから
旧フォトショでで現像するという方法もあります。

ACR や DNGコンバーターの詳しい使い方は次回のレタッチ講座で (´▽`)ノ

上の写真は魚眼っぽさを消して超広角風に撮ったモノですが、魚眼効果を目一杯かけて思いっきり歪ませた写真がコチラ。
普通のまっすぐな塀がこうなります(笑) 同じレンズでも撮り方次第で表現が全く変わるという・・・
a0098145_11255010.jpg

ちなみにステージショーなどの人工照明の場合、ACRでは上手く色が出ない事も多いので収差には目をつぶり、
DPPを使って現像することも結構あります。その場合はフォトショで色収差を軽減させる手法を使います。
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by judd1229 | 2014-03-01 11:00 | tech | Comments(2)
Commented by tac_0303 at 2014-03-02 00:33
貴重な情報ありがとうございます。
ACRを使う手があったんですね~
さっそく試してみたら、何も設定していないのに
シグマ15mm魚眼のレンズプロファイルが自動で出て来て・・・
なんだか得した気がしました。^^

記事で「。「ゆがみ補正」はゼロにしておく必要があります。」となっていますが、
ゆがみ補正があると「色収差を除去」の効果が働かないということですか?
Commented by judd1229 at 2014-03-02 01:52
>tac_0303さん
ゆがみ補正ですが、ACRのバージョンによって初期値が「100」に設定されてる場合があるんです。
そしたら極端に歪曲補正が入ってしまい、変な画像になってしまって「なんだこれ?」みたいに
疑問を持たれることが無いよう、まずはゆがみゼロから始めて下さい・・・という意味です。

ちなみにタムロン・トキナー・シグマ等の広角レンズ(ズーム含)を使って写真を撮った時には
ACRでゆがみ補正を掛けると、樽型歪曲や糸巻歪曲が軽減されるのでオススメですよ。

DPP・ACR・Silky・それぞれに特徴がありますから、それを使いこなすというかシーンやレンズで
使い分けが出来るようになれば、すごい武器になると思います。俺もまだまだなので頑張ろ(^-^)
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