ブレ撲滅特訓

カメラを素早く動かし、AF枠で確実に被写体をとらえ、しっかり固定して撮る。
この一連の流れを練習する方法を紹介しますね。たぶんまだここでは書いてなかったから。

まず、A4紙を二つに切り(A5)そこに太い黒マジックか黒いテープで+字を書きます。
4枚作ります。×じゃなくて+ね。+の方がカメラのAFが効きやすいから。

次に、その紙を壁に貼ります。間隔はこんな感じ。
a0098145_1111034.jpg

で、デジタル一眼に100mm以上の望遠レンズを付けて、2~3m離れたところから
この+字を順番に撮っていきます。時計回り・逆時計回り・8の字・逆8の字と、
4種類の廻り方で、それぞれ3~5周ぐらい。出来るだけ素早く撮っていきます。

絞りは開放で、シャッタースピードは焦点距離(35mm換算)の半分に設定。
例えばレンズが200mmだったら、シャッタースピードは1/100~1/125秒。

絞り・シャッタースピードはマニュアルで、適正露出になるよう感度側で調整します。
手ブレ補正は必ずオフにしておき、AF枠が+字の中心に入ったらシャッターを切ります。

初めは、1.5~2秒で1コマ。慣れてきたら、1秒に1コマぐらいで撮ります。
『シャッターのタイムラグ』で紹介した、メトロノームのソフトを使うと便利ですよ。

とうぜん、手ブレ補正が無いのでブレブレの写真になると思います・・・が、
この練習をずっと続けていると、ブレが少なくなっていくのが判ります。

言うても1週間や10日ではダメですよ(笑) 最低2~3ヶ月は続けないと。
1日3分ほどの練習だから、毎日でも続けるのはさほど苦ではないでしょう。

1週間に1日、画像を保存する曜日を決めておくと、上達ぶりが目で判ります。
フィルム時代では考えられなかった、デジタルならではの練習法ですね。

最初のうちは、素早く撮ろうとするとAF枠をキッチリ合わせることすら難しく感じますが
3ヶ月もすると、スッ ピタ!と、カメラ操作がまるで変わってくるはずです。

最後に、ブレなく撮るためのコツを少々。。。
・左足を前に出して、少し半身になった方が楽に構えられます。
・カメラの接眼部はしっかりと顔に付けて、カメラを振る時は頭と一緒に動かす感じで。
・頭を動かす時も、首を振るのではなくて構えた上半身ごと動かす感じで。
・つまり、カメラ・頭部・脇を締めた腕・上半身・は固定したまま、腰で向きを変える。
・ガチガチに固めてしまっても自由度が失われるので、そのへんは臨機応変に (^^;

この臨機応変具合というか、緩める時と締める時の加減(コツ)が練習によって掴めます。
ちなみにこのシャッタースピードでは、ブレを完全に止めるのはムリですからご安心を(笑)
ただ、現場で普通に撮る時に、驚くほど解像感が上がっているのを感じられるでしょう(^^)v

 
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by judd1229 | 2010-07-20 11:00 | tech | Comments(2)
Commented by yujin-toma at 2010-07-20 12:11 x
ジャドさんのこういった技術的な記事が大好きなyujin-tomaです^^v

昨日、息子のサッカーの初練習試合の写真を撮りに行ってきたんですが
選手がパスを出してから、そのボールを取る選手にカメラを振るときなんかに役立つんですかね~(素人的考察)

昨日はジャドさんが以前書かれてたように「後追い」の写真連発でしたが^^;

またリベンジしてきます☆
Commented by judd1229 at 2010-07-21 01:37
>yujin-tomaさん

サッカー撮影では、最初のうちはどうしても後追いになりますよ。
僕も、サッカーには詳しいつもりだったんですが落ち込みましたもん。
回数を重ねると、ピッチ全体を把握できるようになると思います。

>選手がパスを出してから・・・
Jリーグのレベルだと、このタイミングだと遅すぎるんです。
少年サッカーなら、それからカメラを振っても追いつけるかも知れませんが
選手がパスを出す瞬間を狙うなら、そのパスを受け取る選手を撮るのは
あきらめた方が良いです。パスを出した後も同じ選手を追い続けないと
パスを出した瞬間の写真までブレてしまうんですよ。

二兎追う者は、両方ブレちゃう・・・って感じ(笑)

yujin-tomaさんは、基本的な構図感覚は非常に優れてると思うので、
リベンジ頑張って下さいね (^^)/
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